林 真理子「六条御息所 源氏がたり 二、華の章」 ★★★☆☆

林 真理子「六条御息所 源氏がたり 二、華の章」

きっかけ=第一章の続きを楽しみにしておりました。Amazon購入。

林真理子さんの六条御息所源氏がたりの第2巻。

朧月夜との密会がばれて須磨明石への隠遁、京に復帰してからの出世、その合間にも欠かさない女性たちとのさまざまな恋愛模様。

2巻の中で六条は亡くなるが、1巻と同じく2巻でも六条の目線からの源氏像が斬新。
六条は明石の君を自分の一族の女と認め共感するが、源氏が最後まで明石の君の生まれのいやしさを蔑み軽く扱ったとなじる。
そんなことは今まで源氏物語を読んでいても全く気付かなかったが、娘までもうけた女性なのに六条邸でも一段格下の部屋を与え、「上」ではなく「君」で通したことからもなるほどうかがえる。

一度体を重ねた女は嫌々でも面倒をみる源氏、ハーレムとなった六条邸など、栄華を極めた源氏の余裕と、それでもなびかない女性たち(朝顔の君)などは中盤の面白み。

それにしても源氏の女性に対する倫理観のなさには笑ってしまう。
帝の寵愛を一身に受ける朧月夜とも関係を切らず、六条御息所の娘斎宮をいくら口説いても自分のものにならないため、院から望まれると息子の冷泉帝に差出し出世の駒として中宮(秋好中宮)とし、さらに夕顔の忘れ形見の玉蔓を囲い性懲りもなく口説く。

この物語は全3巻とのことで、あと1巻で終わりかと思うとちょっと残念。

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    • まさおっち
    • 2012年 2月 16日

    ちょうど、源氏物語の映画を見たりしていて、
    夢枕獏さんの書いた「源氏物語」も読んでいたので
    ちょっと気になるですよ、この本!
    貸してください。とか言ってみる(笑)

    後で、メールします!w

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