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養老 孟司 , 小島 慶子「絵になる子育てなんかない」 ★☆☆☆☆

養老 孟司 , 小島 慶子「絵になる子育てなんかない」

きっかけ=小島慶子さんのtwitterで知り購入。

VERY連載エッセイで共感することが多い小島さんと、敬愛する養老先生が子育てについて語るというのでかなり期待して読んだが、ちょっとがっかり。
やはり小島さんは小島さん、養老先生は養老先生が書かれているものを読むほうがずっと面白い。

小島さんは現在進行形での子育て中であり、マスコミ側の一員でもあることから、イマドキの幅広いテーマから子育てについて自分自身の考えや周りからの反応、実際の子育てを通じての熱い思いなどがあり、
逆に養老先生はとっくに達観していてものすごく高い視点から「それはそんなものですよ」的なコメントしかしないので、見えている次元が違いすぎる。

また、小島さんの周りのママ方があまりにも都会的で、お受験をさせない親は責任放棄と言われる、などという一節には、そんなの都内の山の手に住むほんの一握りでしょと思ってしまう。

唯一読んでうれしかったのは、お二人ともバイリンガル教育には反対ということ。

絲山 秋子「ばかもの (新潮文庫)」 ★☆☆☆☆

絲山 秋子「ばかもの (新潮文庫)」

きっかけ=piyoに借りて

★ネタバレあり・ご注意ください★

これも今一つ面白さがわからなかった。
前回の「Jesus’ Son」も本作も、piyo評価は星5つだったのに、私はピンとこなかった。

10歳近く年上の女性「額子」に振り回された主人公「ヒデ」が、別れてからアル中となり、それを克服し、事故で片腕切断した額子と再会し、自分を赦し彼女と一緒に生きていくことを選ぶ、というストーリー。

恋愛小説として、終盤はそれぞれが自分を赦し、支え合って今を生きようとする姿はよかったが、「ネユキ」の存在の中途半端さ(新興宗教についての雑な表現)や、「想像上の人物」が指し示す意味がよくわからない。
読み込みが足りないのかもしれないが・・・流れるように書かれている小説の中で、それを読み込む意味もあまり感じず、終わってしまったという印象。

あと、いつもの癖で先に解説2つを読んでしまったのは大失敗。
ラストシーンのネタバレまであり・・・これを解説として本書に掲載する方がおかしいが。
2つ目の解説は日本文学史のフェミニズム潮流における本書のポジショニングについての面倒なうんちくで疲れた。

デニス ジョンソン(柴田 元幸訳)「ジーザス・サン (エクス・リブリス)」 ★☆☆☆☆

デニス ジョンソン著 柴田 元幸訳「ジーザス・サン (エクス・リブリス)」

きっかけ=piyoに借りて

面白さがわからなかった。
アメリカ人の「最低の生活」を知っていないと面白さがわからないような気がする。
「8miles」のように映像化されていると無知な私レベルでもよくわかって刺激的だったのだが。

この本を楽しむには前提の世界の理解が必要。
でもここに出てくる最低最悪な人たちは魅力的ではあった。

内田 樹「疲れすぎて眠れぬ夜のために (角川文庫)」 ★☆☆☆☆

内田 樹「疲れすぎて眠れぬ夜のために (角川文庫)」

きっかけ=piyoに借りて

珍しく内田先生の本でほとんど共感できなかった一冊。
初の「語り下ろし」だそうだが、タイトルもなんか浅ましいと感じたが、中身もカドカワ文庫ぽいというか、この作品が女性にウケたというのも含めてなんだかなあという感じ。

人間関係に疲れたら無理せず抜けだせとの主張だが、それは理解し合えない他者との共生こそが人間の本当の生きる意味であるという彼の自説とも、核家族の危険性とも矛盾している。

政治家先生(小沢さんとか)を切って捨てるような物言いもあり、彼らの言葉を本当に理解しての批判か、であればどの言説を批判しているのか明確にしてほしい。
でないとTVのマスコミと同じだ。

日垣 隆「ラクをしないと成果は出ない (だいわ文庫)」 ★☆☆☆☆

日垣 隆「ラクをしないと成果は出ない (だいわ文庫)」

きっかけ=piyoに借りて

こういうやり方でうまくいく人はいるよな~とは思うが、私にはあまり参考にならない。

人から薦められて自分も興味があれば「即」行動、本は1日1冊、40代なら1日5冊など、INPUT重視→「即」行動を勧めているが、
確かにそれができれば素晴らしいとは思うが、しばらく時間を置いた方が優先度や本来の価値が浮き出やすいという「思考の生理学」的な考え方を私は重視したい。

「ラクをしないと~」というお題だが、これは楽な方法ではない。

川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」 ★☆☆☆☆

川上 未映子「乳と卵(らん) (文春文庫)」

きっかけ=本のスタンドでなんとなく購入

ふと読むものがなくて買ったが、全然好きなタイプではなかった。
思春期の女の子の感じ方はよく描かれているとは思うが、大阪弁で露悪的な筆致は後味が悪い。

辻 仁成「冷静と情熱のあいだ―Blu (角川文庫) 」 ★☆☆☆☆

辻 仁成「冷静と情熱のあいだ―Blu (角川文庫) 」

続けて、Bluを読む。

まーおもしろくない。
昔の女に縛られて何もできないダメ男だけど、ダメさかげんも中途半端(修復士としての腕前がよいのがつまらない)、「先生」とやらの存在も中途半端(結局死んでしまう)、芽実という女性もうっとうしい。
あおいはなんでこんな男が忘れられないのか。