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飯島 夏樹「ガンに生かされて」 ★★★☆☆

飯島 夏樹「ガンに生かされて」

きっかけ=本屋さんでなんとなく購入

終末期ガンと「闘う」のではなく「共生する」。ハワイで家族とともに送る宝物のような日々。

ユーモアを交えた文章はお世辞にもうまくないが、リアルな痛み、苦しみと悦び、その交錯が伝わってくる。

しかしタイトルはおかしいと思う。他者としてのガンに生かされているのではなく、「私=ガン」となって成長してゆく様がじわじわ感じられる。
だから「ガンと共に生きる」ではないか。

「生かされている」という宗教的死生観と、「ガンと私が一体化する(=共に生きて死ぬ)」とがごっちゃになっているのが残念。